2016年の夏の高校野球、地方大会もいよいよ大詰めとなってきました。

今年2016年も、早稲田実業、龍谷大平安、敦賀気比、大阪桐蔭、高松商などの強豪校が次々に敗れる大波乱を起こしています。

プロ注目の選手が多数いるのにも関わらず、1回負けたら、その瞬間に甲子園への道が閉ざされてしまうという厳しい状況だからこそ、様々な感動を与えてくれるのかもしれません。

そして、そんな2016年、すでに敗れてしまった強豪校をまとめてみました。

①早稲田実業

今年の早稲田実業は、去年の夏の甲子園のベスト4の主力が残り、さらに1年生ながら4番に抜擢された野村大樹選手など打撃力は揃っていました。

しかもノーシードながらもくじ運も良かった為、決勝までは、なんとか勝ち上がると思われていました。

そして、期待通り準々決勝までは、順当に勝ち上がっていました。

しかし、準々決勝で、去年の準々決勝と同じカードで八王子学園八王子とあたり、まさかの4-6で逆転負け。

最後の9回表にワンアウト一塁三塁のチャンスに清宮幸太郎選手を打席に迎え、1発が出れば、同点の場面でしたが、残念ながらライト犠牲フライでの1点のみしか取れず、まさかのベスト8どまりで負けてしまいました。

高校野球は、何が起こるのかがわからないなって改めて思いました。

清宮幸太郎選手は、試合後のインタビューで、

「西東京を勝ち抜くのが一番難しい。

この負けがいつか、自分にとって必要な負けだった、そう言えるような野球人生を、これから歩いていきたい」

とコメントを残しており、かなり悔しかっただろうなって思いました。

準々決勝で敗れ号泣する早実・清宮(撮影・堀内翔)

画像引用元:デイリースポーツ http://news.goo.ne.jp/article/dailysports/sports/osports/20160725077.html

清宮幸太郎選手ほどの選手がいても、勝つのが難しいのが高校野球。

やはりチームとしての総合力が重要ですね。

また、7/25付で早稲田実業の新主将に清宮幸太郎選手が選出されており、主将として、さらなるリーダーシップでチームを引っ張り、

来年また大きく成長した姿、甲子園に戻ってきてほしいです。

②龍谷大平安

今年の龍谷大平安は、攻守のバランスが取れたチームでした。

春の選抜大会では、ベスト4に進出し、夏の甲子園では、それ以上の全国制覇を目標にしていたと思います。

龍谷大平安は、京都大会の4回戦まで順当に勝ち上がり、4回戦で決勝でもおかしくないような強豪福知山成美とあたりました。

その試合では、初回に先取点を奪ったものの、8回裏に決勝のソロホームランを浴びて、3-2と勝ち越され、結局そのまま押しきられ、まさかの敗退。

エースの市岡投手は、福知山成美打線を6安打に抑え、龍谷大平安は9安打を放つも、少ないチャンスをものにできなかったのが、後々響いたのかもしれません。

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画像引用元:日刊スポーツ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160720-00000074-nksports-base

龍谷大平安は春に3勝を積み重ね、史上2校目となる春夏合わせて、100勝にリーチをかけていましたが、甲子園の土さえ踏めず、通算100勝は、来年の春の選抜大会以降に持ち越しとなりました。

龍谷大平安の原田監督も「このチームで100勝を達成したかった」とおっしゃっていただけに残念でした。

また、来年の春の選抜大会以降に100勝は期待したいと思います。

③敦賀気比

昨年春の選抜大会の優勝校、敦賀気比高校が、なんとまさかの初戦敗退で早くも去りました。

やはり高校野球は、何が起こるのかわからないですね。

ちなみに今年の敦賀気比高校は、プロ注目の好投手山崎颯一郎選手、大型ショート林中勇輝選手が投打の要で、順当に甲子園に出場するだろうと思われていました。

県立の坂井高校は、1回戦勝っての敦賀気比戦でしたが、敦賀気比相手で、しかもエースの山崎投手からは点を取るのは難しいから、おそらく胸を借りる気持ちで、当たって砕けろって感じで、戦っていたのだと思います。

逆に、敦賀気比は、まさかここまで追いつめられるとは思っていなかったハズですし、延長に入って、かなりの焦りが出たのかもしれません。

延長戦に入れば、あとは気持ちの面が大きく勝敗を左右しますし、ちょっとした焦りで本来の力が発揮できなかったのかもしれません。

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画像引用元:朝日デジタル http://www.asahi.com/articles/ASJ7L6750J7LPGJB016.html

いくら戦力的に高かったとしても、絶対勝つというのはないですし、

ましてや夏の酷暑の中で、地方大会を勝ち上がっていくのは、ホント難しいですね。

改めて強いチームだけが甲子園に出られる訳ではないって思いました。

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