2016年、プロ入り5年目を迎えた広島東洋カープの野村祐輔投手は、
昨日も勝利し、早くも現時点で12勝を挙げ、遂に覚醒したようです。
最近では野村投手が投げれば勝つというようなイメージさえ出てきました。
それでは、なぜこんなにも勝てるようになったのでしょうか?
様々な角度から分析してみましたので、できるだけ分かりやすくお伝えしたいと思います。
野村祐輔投手とはどんな人?
まず野村祐輔投手はどんな選手だったのかプロフィールを見てみたいと思います。
野村 祐輔(のむら ゆうすけ)
身長 177センチ
体重 82キロ
利き手 右投右打
出身地 岡山県倉敷市
高校 広陵高校
大学 明治大学
2011年 ドラフト1位指名
画像引用元:本読みなスキャッターブレイン!
高校は、広島の名門広陵高校出身で、3年生の春、夏に甲子園に出場しました。
春の選抜大会では、ロッテの唐川侑巳投手を擁する千葉の成田高校に勝ち、ベスト8に進出しました。
夏の甲子園では、駒大苫小牧、常葉学園菊川高校などの強豪に勝ち続け、決勝まで進出しました。
決勝では、佐賀北高校と対戦しましたが、8回に逆転満塁ホームランを浴びてしまい、残念ながら準優勝となりました。
ちなみに、同期には巨人の小林誠司選手、そしてプロでもチームメイトの土生翔平選手がいました。
かなり豪華なメンバーが揃っていたんですね。
そりゃ、全国大会で準優勝できるのもわかりますね。
大学では、明治大学に入団し、1回生の春から早くも登板を果たしました。
そして、1回生の秋には、リーグ史上5人目のシーズン防御率0.00を達成しました。
動画引用元:明大野村祐輔 44年ぶりシーズン防御率0.00 https://www.youtube.com/embed/F87loqjUBDY” frameborder=”0″ allowfullscreen></iframe>
その後も活躍を続け、4回生の秋の明治神宮野球大会では、大学でも全国大会の決勝まで進出し、
愛知学院大学を相手に完封勝ちを収め、高校の時には成し得なかった全国制覇を果たしました。
しかも、準々決勝から3試合連続で完封勝利を達成し、大会新記録を作りました。
やはり大舞台に強いですね。
また、大学では、巨人の菅野智之投手(東海大学)、ロッテの藤岡貴裕投手(東洋大学)とともに『大学ビッグ3』と呼ばれていました。
そして、2011年のドラフト会議で、広島東洋カープからドラフト1位指名を受け、入団しました。
野村祐輔投手の凄さとは?
野村祐輔投手の特徴、球種などについては、
スリクォーターから投げる最速149キロのストレート。
そして、スライダー、チェンジアップ、カーブ、シュートを投げます。
そして、何が凄いのかって言えば、
①多種多様な変化球
②コントロールが良い
③バッターから見づらい投球フォーム
①は、右バッターであれば、外に逃げていくスライダー、下に落ちるチェンジアップ、そして、自分の方へ向かってくるシュートなど、
球種が豊富でバッターからは、的が絞りにくいことが挙げられます。
②は、野村投手は、ボールのキレ、コントロールを大事にされていることから、
ファーボールの数は、仮に完投した場合で計算しますと、2個程度/1試合でコントロールが安定していることがわかります。
③は、投げる右手がバッターから見づらいからです。
もっと平たく言えば、右腕のテークバックをする際にバッターからは隠れているので、タイミングが取りにくいからです。
画像引用元:「テークバック」の動作(大谷翔平選手)
画像がなかったので、画像は大谷翔平投手ですが、野村投手は、大谷翔平投手よりもさらに「テークバック」が小さいので、バッターから見づらいのがわかりますね。
特に③のバッターから見づらい投球フォームであるから、結果的に防御率が良くなっている要因の1つかなって思います。
例えば、ソフトバンクホークスの和田毅投手もテークバックが隠れていて、タイミングが取りにくいので、和田毅投手を思い浮かべていただければ、わかりやすいかなって思います。
このように、野村祐輔投手は、これだけ勝てるのも凄いところが沢山あるからこそだと思います。
現時点で、すでに12勝をしているので、これから何勝できるのか楽しみですね。
現在、広島東洋カープは、首位を独走中ですが、1つでもたくさん勝ちを積み重ねて、25年ぶりのリーグ優勝の立役者となれるように、頑張ってほしいと思います。