2015年の新人王に輝いた日本ハム有原航平投手は、2016年の前半戦を終えた時点で、すでに昨年の成績を上回る結果で活躍をみせています。

2014年のドラフト会議にて4球団競合の末、日本ハムファイターズが獲得したのですが、早くも2年目にして期待通りの活躍をみせています。

また、ストレートが速いことや身長が高いことなどから、何かとチームメイトの大谷翔平投手と比較されがちですが、好成績を残している3つの要因について、できるだけわかりやすく解説していきたいと思います。

①ストレートの威力が抜群!

まずは、2016年の前半戦までの成績を見てみたいと思います。

試合数        13試合

投球回数     99回

勝負数        9勝3敗

防御率        1.73

四球数        19個

勝率           .750

動画引用元:【プロ野球】5/10『日本ハムvsオリックス』  https://www.youtube.com/embed/F_deFNJ-QLw” frameborder=”0″ allowfullscreen></iframe>

このように前半戦の成績だけを見れば、大谷翔平投手に引けを取らないくらいのかなりの成績を残しました。

有原航平投手と言えば、早稲田大学の時に最速156キロのストレートを記録し、大学屈指のスピードを誇っていました。

ちなみに、高校は広島の名門広陵高校出身で甲子園に出場経験があり、その時のストレートの最速が149キロで、すでに150キロ近いスピードを投げていました。

その広陵高校の時には、完成度、将来性の高さから、ドラフト上位候補であったくらい、その当時から逸材とされていました。

プロ入り後は、大学時最速の156キロより少し下回る最速154キロではあるものの、大学の時よりは、ストレートに力強く伸びのある球になったのではって思います。

ですから、実質的にはややスピードが落ちたものの、かなりボールに伸びがあるので、バッターの体感スピードは156キロ以上になってるのかなって思います。

その力強い伸びのあるストレートがやはり有原航平投手の武器であり、好成績にもつながっているのだと思います。

②コントロールが良い!

有原航平投手は、ストレートが速いだけでなく、実はコントロールが抜群です。

ちなみに、2016年の前半戦までの成績で、仮に1試合完投した場合の四球数は、

1.72個/1試合当たり

とかなりコントロールが抜群であることがわかります。

1試合当たりの四球数が2個でもコントロールが良いと言われるのに、その2個を下回っているので、かなりコントロールが抜群であることがわかります。

そのコントロールが良いというのは、無駄にランナーを出さないということもありますが、もっと重要なのは、バッターの打ちづらい微妙なコントロールもできるという意味でもあります。

その結果、防御率1.73にもつながっているのではって思います。

そして、その防御率の良さから、勝ち星が9勝できているのも納得できると思います。

ただ運良く勝っているのではなく、このような要因があるからこそ、良い成績にもつながっているのだと思います。

③性格面での強さ!

有原航平投手は、優しい顔をしていますが、

実は、かなり気の強い面があります。

なぜなら、早稲田大学時代に、ピンチを迎えた際、監督がマウンドに駆け寄ろうとした際に、

有原航平投手は、

マウンドから手で監督を追い払うような仕草をしたそうです。

ひょっとしたら、まだ行けますっていう意味でジェスチャーしたのかもしれませんが、追い払ったようにしただろうっていうのが、有名な話です。

ただ、私が思ったのは、凄いなって逆に思いました。(いい意味で)

やはりプロで活躍するには、そのくらい負けん気の強い性格でないと活躍できませんし、その話を知っていたので、有原航平投手は活躍するだろうなって、その時に思いました。

やはりその性格面は、今だけではなく、これから活躍するにあたっても、必ず活きてくると思います。

まとめ!

①ストレートの威力が抜群!

②コントロールが良い!

③性格面での強さ!

このように、プロ入り2年目で、かなりの結果を残し、早くも頭角を現していますが、結果を残すにも様々な要因があるからこそ、こんなに凄い成績を残しているのだと思います。

また、チームメイトに大谷翔平投手がいることで、刺激されているのかもしれません。

有原航平投手は、まだプロ2年目なので、これから先、どんな成績を残してくれるのかが楽しみです。

まだまだ後半戦も勝ち星が積み重なると思いますが、何勝できるのかも楽しみですね。

今後の有原航平投手に、ご注目下さい。