マーリンズのイチローが遂にピートローズの持つメジャー記録、4256安打を越える4257安打を達成しました。
時間の問題かと思っていましたが、ようやくピートローズを越えを果たしました。
日本のプロ野球で、1278本。
メジャーリーグで、2979本。
日米合わせての4257安打です。
日米通算っていうことから、いろいろと物議がありますが、それは単なる勘違いだと思います。
なぜならば、日本のプロ野球での安打数を軽く見られがちですが、日本とメジャーの安打数を通算するべき、しっかりとした理由があるからです。
日本のプロ野球での価値ある1278本
私は、日本のプロ野球での安打数は、メジャーリーグで安打数と合わせるのは、いかがなものかって言われていますが、それは大きな間違いだと思います。
イチローは、日本での9年間で、1278本ものヒットを放ちました。
当時の日本のプロ野球の試合数は、130試合でした。
その点からわかるように、日本のプロ野球はメジャーリーグよりかなり少ない試合数だったのです。
また、そのかなり少ない130の試合数で、210本のヒットを放ったシーズンもありました。
そう考えてみると、いかにイチローが少ない試合数でヒットを打ち続けたのかがわかると思います。
ですから、もしメジャーリーグに3年〜5年も早く渡っていたならば、メジャーリーグだけで4000本のヒットを打っていたに違いないし、ひょっとすれば、もう少し早い段階でピートローズの4256安打を超えていたかもしれません。
日本のプロ野球での年間安打数が毎年160〜180本も打っていたことをメジャーリーグにいたらと置き換えれば、毎年50本以上もメジャーリーグで打っていた計算となり、4年〜5年早くピートローズ超えを果たしていたと考えられることから、やはりイチローはピートローズよりも凄いことが立証されるのではと思います。
そう考えれば、日本のプロ野球でのヒット数は、絶対加算するべきだと思います。
また、27歳の年齢でメジャーに渡り、そこから15年ほどで、メジャーだけで約3000本のヒットを打っていることを考えると、いかにハイスピードでヒットを積み重ねてきたことがわかります。
今日のライト線への痛烈なヒットや、今年の活躍(現時点で打率.349)を考えれば、まだまだメジャーの一線級で闘えると思います。
しかし、メジャーリーグでは、イチローのようなベテラン選手よりも、若手を好む傾向があるため、今のチームでは出場機会が限られてしまいます。