日本のプロ野球に続き、そろそろメジャーリーグもキャンプを迎え、楽しみな季節がやってきます。
そこで、昨年シーズン途中に骨折の為離脱した、レッドソックスの上原浩治投手が今年2016年は、どのようなシーズンを送るのか?
現状の上原浩治投手を含め、なぜあれだけ良い成績を残すことできているのかをお伝えしていきたいと思います。
昨シーズンの成績!
上原浩治投手の昨年シーズンは、
登板数 43試合
防御率 2.23
勝ち数 2勝
負け数 4敗
セーブ数 25個
という結果でした。
昨シーズンの上原浩治投手は、あまり取り立てられていませんが、怪我をするまで本調子には程遠いものの、まずまず良い結果を残したと思います。
では、なぜ40歳にもなる上原浩治投手が140キロそこそこのストレートでメジャーの選手を相手に討ち取ることができるのか?
また、空振りを取ることができるのか?
についての謎を解明していきたいと思います。
140キロそこそこのストレートでメジャーで通用する理由!
上原浩治投手は、今年でメジャー8年目を迎えますが、なぜ140キロそこそこのストレートでメジャーの選手をあそこまで簡単に討ち取ることができるのでしょうか?
その理由が3つあります。
1.球にキレがあること
2.球種が2つと思われがちだが、2つ以上に球種があること
3.抜群にコントロールが良いこと
以上の3つにより、メジャーの選手を相手に空振りを取ったりすることができるのです。
1つ目の球にキレがあることとは、スピードガン上は、140キロそこそこで、決して速いストレートではありません。
しかし、初速と終速の差がない為、体感速度はかなり速くみえます。
わかりやすくいえば、全盛期の現在阪神タイガースの藤川球児投手を思い浮かべていただい方がわかりやすいと思います。
全盛期の藤川球児投手のストレートは、火の玉ストレートと呼ばれ、仮にキャッチャーが捕球しない場合、バックネットに突き刺さるような威力のあるストレートを投げていました。
現在の上原浩治投手は、その全盛期の藤川球児投手と比較するわけではありませんが、そういうイメージのストレート投げており、バッターは思ってるより威力のあるストレートに差し込まれてしまうケースがよく見受けられます。
2つ目は、球種がストレートとフォークの2つあると思われがちだが、実は2つ以上の球種があります。
これは、普通のフォークボールと異なり大きく落ちるフォーク、そしてスプリットと呼ばれるストレートと同じような球速でバッターの手元で鋭く落ちるフォークボール、そして、スライドして横に曲がりながら落ちるフォークボールのあらゆる軌道のフォークボールを投げます。
しかも、フォームが全く同じで、真っ直ぐきたり、下に落ちたりとするので、バッターからすれば、ホント打ちづらいと思います。
3つ目のコントロールが抜群に良いというのは、良いピッチャーの条件の1つです。
しかも、上原浩治投手は、そのコントロールがメジャーの中でも群を抜いて良いと思います。
日本のプロ野球で1000イニング以上投げた投手の中で、最も与四球が少ない投手です。
以上のものを兼ね備えているから、あの40歳もの年齢であっても、あれだけの成績を残せるのだと思います。
また、上原浩治投手は、かなり身体の事、食生活の事を考えているらしく、シーズン中は、外食を控えているそうです。
2016年のシーズンも現時点では、早い目の調整らしく、開幕には躍動感のあるピッチングがまた見れそうです。
今年は、オールスターに出場する上原浩治投手を個人的には楽しみにしています。
2016年の上原浩治投手に注目して頂ければと思います。