広島東洋カープの前田健太投手とダブルエースと呼ばれた黒田博樹投手が、2016年の契約を更新し、来年も黒田博樹投手の勇姿を見れることになりました。

その広島東洋カープの大エース、黒田博樹投手が所属した球団は、たまたま打線の援護が少なく、今の活躍ぶりなら、すでに200勝を突破しているはずなのに、いまだ名球界入りの200勝を突破していない。

もし、仮にそれなりに勝てる球団に所属していれば、どのくらい勝てたのかを分析してみたいと思います。

黒田博樹投手の成績!

黒田博樹投手のプロフィールを簡単に触れてみます。

高校は、当時大阪の名門と呼ばれた上宮高校出身です。

高校では、控えのピッチャーで、エースピッチャーではありませんでした。

大学は、大学の最高峰と呼ばれる東都リーグの専修大学出身で、ドラフトで広島東洋カープから2位指名され、プロ入りを果たしました。

広島東洋カープでは、11年間で、

勝ち数  103勝
負け数   89敗
防御率  3.69

という結果を残しました。

その後、メジャーに挑戦し、ロサンゼルス・ドジャースに入団しました。

ロサンゼルス・ドジャースでは、4年間で、

勝ち数  41勝
負け数  46敗

ニューヨーク・ヤンキースでは、3年間で、

勝ち数  38勝
負け数  33敗

メジャー通算防御率  3.45

でした。

そして、今年2015年のシーズンは、

勝ち数  11勝
負け数  8敗
防御率  2.55

の成績でした。

ちなみに、日米通算の成績は、

勝ち数  193勝
負け数  176敗
防御率  3.53

以上が通算成績です。

私は、メジャーでもっとたくさんの勝ち星を挙げられたと思います。

なぜなら、2008年にメジャーに移籍してから、7年間でメジャーで1番勝ちに恵まれない不幸な投手No.1となってしまったからだ。

それは、メジャーで一つの合格のハードルとされるクオリティスタートという結果を残しながらも、7年間で30回も負けてしまったからです。

なんて不運な記録でしょうか?

ちなみに、クオリティスタートとは、6イニングを3失点以内に抑えることを言います。

それを、記録しながらも、30回も負けてしまいました。

たしかに、黒田博樹投手ほどの良いピッチャーなら、相手チームもたくさんの得点を望めないから、おのずとエース級のピッチャーを登板させてきます。

そうなると、黒田博樹投手を援護すべき打線もなかなか活発にとはいかず、結局2失点程に相手チームを抑えても勝ちにくいのは仕方がないと思います。

しかし、あまりにも打線の援護がなさすぎだと思います。

クオリティスタートを達成して負けた数の3分の1でも勝ちに結びついていれば、今頃200勝は軽く突破していたと思います。

黒田博樹投手の凄いところは、いつも試合後のコメントで決して負けたとしても、絶対に勝てるチャンスがあるから、粘り強く投げました」とか、

「毎試合毎試合、ラストゲームと思い、肩が壊れて2度とマウンドに上がれないかもしれないという覚悟を決めて、いつもマウンドに上がっている」とコメントしているのを聞いて、さすが黒田博樹投手と思いました。

だからこそ、いつも単年契約を結び、1年1年覚悟を決めて、マウンドに上がっているのだと思います。

ホント男気というものが、凄すぎます。

なかなか毎試合毎試合、覚悟を決めて投げてるピッチャーもいないと思いますし、ホントプロの中のプロだと思います。

来年の2016年のシーズンは、後7勝で200勝なので、いつも通りに投げれば、夏あたりまでに達成するのではないかと思います。

あと、来年のシーズンがラストシーズンになるかもしれないので、黒田博樹投手が登板するときは、特に注目すべきだと思います。