ソフトバンクは、2015年のドラフト会議で、今年の高校生NO.1の県立岐阜商業高校の高橋純平投手を抽選の末、獲得しました。
今シーズン、球団史上初の2年連続の日本一になったにもかかわらず、抜け目のない補強で、さすがだなって思いました。
1位指名、高橋純平選手!
それではまず、高橋純平投手をプロフィール、野球歴、そして将来性について自らの経験をもとにお伝えしたいと思います。
高橋純平投手は、身長183センチ、体重76キロのピッチャーとしては、やや線の細いタイプです。
野球歴に関しては、1年生の春からベンチ入りを果たしています。
県立岐阜商業で、1年生の春からベンチ入りは、ふつうに考えて凄すぎます。
体格的に、高校に入りたては、1年違うだけでも筋力自体に大きな差があるので、いくら鳴り物入りで高校に入っても、1年生の秋からのベンチ入りでも十分に凄いですから、1年生の春からは、ホント凄いと思います。
そして、気になる甲子園に出たのかってところですが、3年生の春の選抜甲子園に出場しました。
甲子園では、3試合に登板し、26イニングを投げて、防御率1.73とかなりいいピッチングをしながらも、ベスト8止まりでした。
3年の夏は、大会前の7月に肉離れを起こし、結局甲子園に出場できませんでした。
その後、能力を評価され甲子園に出場していないにも関わらず、U18の日本代表に選抜されました。
高橋純平投手のセールスポイントは、バランスの良いフォームから投げる切れの良いMAX152キロのストレートが武器である。
あと、スライダー、カットボール、そしてスプリットも魅力である。
ただ、私自身それ以上にもっと凄いって感じたのは、
精密機械のようなコントロールである。
春の選抜では、26イニングを投げて、3四死球とホント素晴らしい結果を残しました。
単純計算で、1試合に完投して、ファーボールがわずか1個の計算です。
プロの世界では、ちょっと真ん中付近にボールが集まると打たれてしまうくらい厳しい世界なので、この精密機械のようなコントロールは、ホント素晴らしいと思います。
これから先、さらにコントロールが良くなるかもしれないって考えれば、間違いなくプロで活躍できると思います。
しかも、バッターからコントロールが良いという先入観があれば、ファーストストライクを必ず狙ってくるので、逆にボール球を投げて簡単に打ち取ることもできると思います。
メジャーで活躍中の岩隈久志投手なんかは、メジャーでは、コントロールが良いっていうのが浸透しているので、ワザとボール球を投げて簡単に打ち取っているように、高橋純平投手も岩隈久志投手のようになるかもしれません。
少し大げさかもしれませんが、かなりの活躍が期待できると思います。
2位指名、小澤怜史選手!
2位指名された小澤怜史選手は、日大三島高校出身の右投げ左打ちの投手です。
それではまず、小澤怜史投手のプロフィール、野球歴、そして将来性について自らの経験をもとにお伝えしたいと思います。
小澤怜史投手は、身長180センチ、体重78キロのごく普通の体型のピッチャーである。
まず日大三島高校ってどこ?
って思われた方が多いと思います。
日大三島高校は、静岡県にある高校です。
えっ、知らんって方、多かったと思います。
ですが、私も知りませんでした。(恥)
高校では、1年生の時からベンチ入りでした。
2年生の春の選抜甲子園が終わってから始まる春の公式戦では、優勝を果たしましたが、結局、甲子園には出場できませんでした。
小澤怜史投手は、どんなピッチャーか?っていうことですが、
簡単に言えば、MAX152キロを投げる快腕ってイメージだと思います。
1位で指名された高橋純平投手とは正反対で投球フォーム自体がバラバラだし、よくあの投げ方で152キロ出せたなぁと思いました。
ただ、伸びしろに関しては、高橋純平投手とは違いまだまだ伸びる要素がたくさんあります。
ストレートに関して言えば、下半身をもっと上手く使えれば、160キロ近い切れのあるボールを投げることができると思います。
私はさすがソフトバンクって思いました。
同じようなある程度完成に近いピッチャーを取るより、全く完成されていない、伸びしろたっぷりのピッチャーを指名したのは、ホント賢い選択だったと思います。