日本ハムファイターズは、2015年のドラフト会議で、アマチュア界の剛腕上原健太投手を獲得しました。

そんな上原健太投手を中心に、ドラフト2位で指名された加藤貴之投手もプロフィールを交え、セールスポイント、今後の活躍できるのか否かを自身の体験を基にお伝えしたいと思います。

1位指名、上原健太投手!!

1位指名された上原健太選手は、明治大学出身の左投げ左打ちの大型投手です。

上原健太投手をプロフィールを交え、野球歴もお伝えしますね。

上原健太投手は、出身190センチ、体重88キロの大型左腕です。

高校は、広島の名門広陵高校出身です。

2年生の春に選抜大会に出場しましたが、自身はケガのため、結局甲子園は出場できませんでした。

高校卒業後は、明治大学に入学しました。

明治大学入学後は、一回生の春のリーグ戦からベンチ入りし、登板しました。

そして、一回生の秋のリーグ戦から少しずつ頭角を現してきます。

8試合に投げ、チーム最多の3勝を挙げました。

3回生の秋のリーグ戦では、防御率0.96を記録し、最優秀防御率のタイトルも受賞しました。

全国大会には、3回出場しました。

上原健太投手のセールスポイントは、身長190センチの長身から投げ下ろす角度のある151キロのストレートが魅力です。

私の体験から、左ピッチャーはなぜか、球速よりも速く感じたので、上原健太投手も151キロのストレートを投げるとしたなら、体感で155キロくらいに感じると思います。

また、身長が190センチもあり、手足が長いので、もの凄く角度があり、右バッターの内角低めのストレート(クロスファイアー)のコントロールさえできれば、いくらプロでも打てないと思います。

ただ、私の経験上、左投げのピッチャーは、フィールディングが弱いイメージがあり、しかも上背があるので、三塁側のセーフティバントには、弱いかなって思います。

あと、逆にウィークポイントは、コントロールが少し悪く、ファーボールで自滅するのが不安材料ですかね?

私は、多少真ん中付近でもあれだけの力のあるボールを投げられるんであれば、内角、外角のコーナーを目的に投げるのではなく、おもいきってやや真ん中よりに大胆に投げても、そんなに打たれないと思います。

それより、自ら自滅して相手の有利なカウントにして、ストライクを取りにいったところを狙われるのが、一番ダメだと思います。

自身もコントロールが悪いピッチャーの時は、有利なカウントまで待って、ストライクを取りにきた真ん中付近を狙いうちしてましたから(笑)

そう考えると、もっと大胆にいけば、プロで活躍できる可能性は高くなると思います。

まだまだ荒削りなところもありますが、規格外のストレートを武器にルーキーイヤーから期待できるかと思います。

2位指名、加藤貴之投手!!

2位に指名された加藤貴之選手は、新日鉄住金かずさマジック出身の左投げ左打ちの投手です。

加藤貴之投手をプロフィールを交え、野球歴もお伝えしますね。

加藤貴之投手は、身長182センチ、体重82キロで、ピッチャーとしては、ごく普通の体型です。

高校は、千葉県の拓大紅陵高校出身です。

高校では、2年生の夏に県大会準優勝どまりで、甲子園の経験は無し。

高校卒業後は、新日鉄住金かずさマジックに内野手として入団しました。

新日鉄住金かずさマジックでは、3年目から再びピッチャーとして投げ始め、次第に頭角を現していきました。

4年目には、日本代表にも選出され、アジア大会にも出場しました。

加藤貴之投手のセールスポイントは、決して速くない144キロのストレートを速くみせるのが魅力です。

それはなぜか?ということですが、

大きな根拠は3つあります。

一つ目が、手が出てくるのが遅くバッターからすれば、タイミングが取りにくい。

2つ目は、球種が豊富なので、的が絞りにくい。

3つ目は、ストレートが遅いが、投球モーション自体も遅いので、ヤケに速くみえることです。

この3つを兼ね備えているので、私自身の経験上ですが、おそらくプロでも、なかなか打ちづらいと思います。

わかりやすい例を挙げるなら、来シーズンから、ソフトバンクホークスに復帰する和田毅投手、中日ドラゴンズの岩瀬仁紀投手に似ていると思います。

両者とも決してストレートは速くないが、ストレート自体を速くみせる投球術をもっています。

また、バッターから的を絞らせにくい横、下への変化球ももっています。

ですので、加藤貴之投手は、ルーキーイヤーから活躍できるような気がします。

まずは、セットアッパーとして、そして、将来的には、クローザーもいけそうですね。

日本ハムファイターズは、かなりいい補強をしたと思います。

上位2人とも1年目から活躍できそうな資質があると思います。

スカウトマンの目が良いのか?

それとも運が良いからか??

それはわかりませんが、今年のドラフトでも好素材の選手を獲得できたので、来シーズンは、新人2人に特にご注目ください。