楽天イーグルスの2015年のドラフト指名選手を順に紹介していきますね。
まず、楽天イーグルスのドラフトの歴代指名選手を見てみると、チーム状況の変化により、指名選手の流れが変わってきていることがわかります。
では、6年間の歴代上位指名選手を紹介していきます。
6年間の歴代上位指名選手
阿部 俊人 東北福祉大学 内野手
2011
武藤 好貴 JR北海道 投手
釜田 佳直 金沢高校 投手
三好 匠 九州国際大学付属高校 内野手
大塚 尚仁 九州学院高校 投手
濱矢 廣大 Honda鈴鹿 投手
福田 将儀 中央大学 外野手
以上のように、チーム自体も2009年に初のクライマックスシリーズに進出し、2位に躍動するなど安定感が出てきました。
その時期くらいから同時に今までは即戦力の大学、社会人選手をたくさん指名した傾向から将来性のある高校生にシフトしてきたと思います。
特にここ2、3年は、将来性のある高校生を上位指名しています。
続いて、2015年の上位2人を紹介していきますね。
1位指名、オコエ瑠偉選手 関東一高出身
オコエ瑠偉選手は、高校時代を紹介しますと、けっして順風満帆ではなかったことがうかがえます。
新2年の春にチーム自体は春の選抜甲子園に出場したにもかかわらず、オコエ瑠偉選手は、ベンチ入りメンバーから外れていました。
そして、その選抜大会に出場していた同学年に刺激を受け、意識自体も変わったそうです。
そして2年生の春になってから、スタメンをつかんだようです。
東京都大会は、勝ち上がるのが非常に厳しく、オコエ瑠偉選手自身が2年の夏、秋は、準決勝で敗れ、3年の夏に念願の全国大会の切符掴みました。
関東一高は、初戦の高岡商業高校、二戦目の中京大中京高校、そして準々決勝の樟南高校に勝ち、準決勝に進んだ。
しかし、準決勝では、吉田凌選手、小笠原慎之介選手を擁する東海大相模高校に敗れた。
最後の夏の甲子園は、オコエ瑠偉選手にとっても躍動した大会でした。
一戦、一戦成長をしていたと思います。
ホント、すべての面で凄かったです。
その中でも、守備、走力に関しては今のレベルでもプロのトップレベルにあると思います。
読売ジャイアンツの鈴木選手もオコエ瑠偉選手の走塁を見て、「物凄く速い。これからもっと速くなると思います」とコメントされたくらい速いです。
シングルヒットが二塁打になってしまう脅威的なスピードスターです。
バッティングは、まだまだ荒削りですが、これから技術的な指導を受けたら、もっともっと良くなると思います。
将来的には、元メジャーリーガーの新庄剛選手のような選手になりそうです。
2位指名、吉持亮汰選手 大商大出身
続いて、2巡目に指名された吉持亮汰選手を紹介しますね。
吉持亮汰選手の野球歴は、高校は広島の名門広陵高校出身です。
高校の時は2年生の春、夏と広陵高校自体は甲子園に出場していますが、吉持亮汰選手は、2年生の秋からレギュラーになった為、自身は甲子園に出場していません。
その後、大阪商業大学に進学し、一回生の春のリーグ戦から出場し、2回生の春、秋、4回生の春、秋にベストナインに輝いています。
また、4回生の春のリーグ戦では、打率.439で首位打者を獲得しています。
吉持亮汰選手のセールスポイントは、オコエ瑠偉選手に引けを取らない脅威的な脚力、そしてその脚力を活かした守備力です。
ちなみに脚力に関しては、オコエ瑠偉選手よりも速いとも言われています。
また、内野だけでなく、外野も守れる為、千葉ロッテマリーンズの荻野選手、阪神タイガースの大和選手のようにどこでも守れるチームに欠かせない選手になりそうです。
また、課題だった打撃に関しては、3回生の秋あたりからバットを短くする打撃フォームに変えてからは、4回生の春に打率.439と首位打者を獲得し、少しずつ課題を克服しつつあると思います。
ただ、打撃に関しては、まだプロレベルではないと思いますが、足は即戦力としてやっていけると思いますので、2016年のルーキーイヤーから一軍で活躍してほしいです。
楽天イーグルスは、上位2人をともに脚力のある選手を獲得し、将来的には、現在の楽天イーグルスのポスト松井稼頭夫として考えているのかもしれません。