阪神タイガースのドラフト1位明治大学出身の高山俊選手の背番号が「9」にほぼ決定したようです。
昨シーズンで引退した関本選手の背番号「3」も空き番号となっていたため、マートン選手の空き番号「9」とどちらかと思っていましたが、「9」に内定したようです。
高山俊選手はヤクルトスワローズとの競合の上獲得した選手ですが、高山俊選手の凄いところを高校時代から大学に至るまでお伝えしますね。
高山俊選手の変遷
○日大三高時代
高山俊選手は、名門日大三高出身で、1年生秋から右翼手でレギュラーとして出場していました。
そして、2年生の春の選抜甲子園では、準優勝したものの決勝の試合にはスタメンで出場できなかった。
2年の夏は、甲子園に出場できなかったが、3年の春、夏に連続で甲子園に出場し、大活躍しました。
春の選抜では、ベスト4。
そして、夏の甲子園では、ナント全国制覇を果たしました。
当時の日大三高は、松坂選手を擁する昔の横浜高校を彷彿させるメンバーでした。
中心メンバーのピッチャーは、早稲田に進んだ吉永健太郎選手、慶応大学に進み、日本ハムファイターズから6位指名で入団する横尾俊建選手などそうそうたるメンバーが揃っていました。
その中で、高山俊選手は、
春の選抜甲子園では、
17打数9安打 打率.529
夏の甲子園では、
26打数13安打 打率.500
の素晴らしい結果を残しました。
ちなみに高校3年間の通算本塁打は、32本塁打。
そして、日本最高峰と言われる東京6大学の明治大学に進学しました。
◯明治大学時代
一回生の春のリーグから3番右翼手でレギュラーとして出場する。
しかも、20安打を打ち、打率は、.417と大活躍しベストナインに選出されました。
一回生の秋、そして二回生の春のリーグ戦は、そんなに際立った活躍ではなかったが、二回生の秋のリーグ戦からは、4回生の春のリーグ戦までは活躍し連続してベストナインに選出されました。
そして、4回生の秋のリーグ戦では、14安打を放ち通算128安打とし、約50年ぶりに安打記録を更新しました。
ちなみに高山俊選手の大学での安打記録を簡単にまとめてみますと、
一回生の春 20本
秋 16本
二回生の春 13本
秋 13本
三回生の春 19本
秋 19本
四回生の春 17本
秋 14本
の合計128安打です。
全てのリーグ戦では二桁安打を記録していることから、ホント凄いと思います。
高山俊選手は、なぜこんなにヒットが打てるのか?
それは、バットスイングの速さだと思います。
高山俊選手は、スイングスピードが161.8キロだそうです。
ちなみに、トリプル3を達成したソフトバンクホークスの柳田選手は157キロ。
日本ハムファイターズの中田翔選手は、160キロを少し超えるくらいと言われているので、高山俊選手がいかに凄いっていうのが、この結果からもわかると思います。
すでに現役プロ野球選手の中でもトップクラスなので、ホント化け物のようです。
ですから、大学で安打記録を更新したのもたまたまではなく、必然的だったといえます。また、バットさばきも非常に柔らかく、自分の打てるポイントまでしっかりとボールを引き付けて打つことができる好打者の条件もすでに兼ね備えていると思います。
まずは、阪神タイガースのレギュラーをつかみ取り、そして来年は必ず新人王を狙ってほしいです。
個人的な希望ですが、来年はレギュラーとして出場し、打率.300、60打点、10本塁打を最低目標としてほしいです。
将来的には、阪神タイガースのクリーンナップを打つのは当然として、侍ジャパンのクリーンナップを打つくらい頑張ってほしいです。