広島東洋カープの不動のエースとされる前田健太投手がプレミア12で快投を魅せましたね。

今年、メジャー移籍がほぼ確定的な前田健太投手だが、メジャーの評価は上がったのか?

それとも通用しないのか?

いろいろと噂されていますが、日本からメジャーに移籍した選手で成功した選手を分析した結果、前田健太投手が実際に活躍ができるのか、様々な角度から分析してみたいと思います。

最近活躍したピッチャーの移籍した年齢は?共通点は?

○活躍したピッチャーの移籍した年齢は?
野茂 英雄   27歳 元近鉄バッファローズ→ロサンゼルス・ドジャース
長谷川 滋利  29歳 元オリックスブルーウェーブ→アナハイム・エンゼルス
斎藤 隆    36歳 元横浜ベイスターズ→ロサンゼルス・ドジャース
松坂大輔     27歳 元西武ライオンズ→ボストン・レッドソックス
黒田 博樹   33歳 元広島東洋カープ→ロサンゼルス・ドジャース
ダルビッシュ・有 25歳 元日本ハムファイターズ→テキサス・レンジャース

田中将大       26歳 元楽天イーグルス→ニューヨーク・ヤンキース

上記のように斎藤隆投手、黒田博樹投手以外の投手は、移籍した年齢が20歳半ば頃というデータが出ています。

これは、投手として一番全盛期といわれている年齢の目安の20歳半ば~30歳前半に当たるとよく言われていることから、年齢が20歳半ば頃にメジャーにいくことができれば、メジャーで活躍するには最高の形だといえるのではないでしょうか。

現に広島東洋カープの前田健太投手は、もし今年に移籍するのであれば、28歳になる年に移籍することとなる。

そうなれば、同学年のニューヨーク・ヤンキース田中将大とは2年遅れのメジャー行きとなるが、ケガさえなければ、少なくともあと5年くらいは、今の力を保つことが可能であることから、5年くらいは活躍できるのではないでしょうか。

○メジャーで活躍している選手の共通点とは?

・コントロール(制球)が良い
・右ピッチャーであること
・三振を奪うことができる決め球があること

このように、活躍している選手には、共通点がいくつかあります。

一つ目のコントロールが良いことは、メジャーでは、先発ピッチャーなら、みなさんご存知のように球数制限があり、だいたい100球という目安があります。

ですから、無駄に球数が増えてしまうと、5回までで100球を超えてしまうこともあるので、いつでもストライクが取れるピッチャーがメジャーで活躍することの条件として挙げられます。

2つ目の右ピッチャーであることは、左ピッチャーでは、未だ活躍した日本人ピッチャーの例がないことです。

これから先、左ピッチャーがメジャーで活躍することもあるかと思いますが、現在は残念ながら一人も活躍していないのが現状です。

3つ目の三振を奪うことのできる決め球があることは、ドジャースで活躍した野茂英雄投手ならフォークボール、現在リハビリ中のテキサス・レンジャースのダルビッシュ・有投手ならスプリッター、そして現在ニューヨーク・ヤンキースで活躍中の田中将大投手もスプリッターの決め球をもっています。

これまで3つの条件を挙げてみましたが、前田健太投手で考えてみますと、

一つ目のコントロールが良いことは、今年206イニングを投げ、四死球(死球を含む)が47個でした。

これは、4.38イニングを投げて、1個の四死球となることから、丸1試合完投して、約2個の四死球を出す計算となるので、かなりコントロールが良いピッチャーとなります。

2つ目の右ピッチャーであることは、前田健太投手は右ピッチャーであることから、条件に当てはまります。

3つ目の三振の奪うことができる決め球があることは、前田健太投手の決め球はスライダーで、現役屈指とも言われています。

このように、前田健太投手には、ここ最近メジャーで活躍する選手の要件をすべて満たしていることから、よほどのケガがない限り、メジャーで活躍すると思われます。

これから先、どこの球団に移籍するのか楽しみですが、ケガなく日本と同じように活躍する元気な前田健太投手がメジャーでも見てみたいです。