今年、メジャー移籍がほぼ確定的な前田健太投手だが、メジャーの評価は上がったのか?
それとも通用しないのか?
いろいろと噂されていますが、日本からメジャーに移籍した選手で成功した選手を分析した結果、前田健太投手が実際に活躍ができるのか、様々な角度から分析してみたいと思います。
最近活躍したピッチャーの移籍した年齢は?共通点は?
田中将大 26歳 元楽天イーグルス→ニューヨーク・ヤンキース
上記のように斎藤隆投手、黒田博樹投手以外の投手は、移籍した年齢が20歳半ば頃というデータが出ています。
これは、投手として一番全盛期といわれている年齢の目安の20歳半ば~30歳前半に当たるとよく言われていることから、年齢が20歳半ば頃にメジャーにいくことができれば、メジャーで活躍するには最高の形だといえるのではないでしょうか。
現に広島東洋カープの前田健太投手は、もし今年に移籍するのであれば、28歳になる年に移籍することとなる。
そうなれば、同学年のニューヨーク・ヤンキース田中将大とは2年遅れのメジャー行きとなるが、ケガさえなければ、少なくともあと5年くらいは、今の力を保つことが可能であることから、5年くらいは活躍できるのではないでしょうか。
○メジャーで活躍している選手の共通点とは?
・コントロール(制球)が良い
・右ピッチャーであること
・三振を奪うことができる決め球があること
このように、活躍している選手には、共通点がいくつかあります。
一つ目のコントロールが良いことは、メジャーでは、先発ピッチャーなら、みなさんご存知のように球数制限があり、だいたい100球という目安があります。
ですから、無駄に球数が増えてしまうと、5回までで100球を超えてしまうこともあるので、いつでもストライクが取れるピッチャーがメジャーで活躍することの条件として挙げられます。
2つ目の右ピッチャーであることは、左ピッチャーでは、未だ活躍した日本人ピッチャーの例がないことです。
これから先、左ピッチャーがメジャーで活躍することもあるかと思いますが、現在は残念ながら一人も活躍していないのが現状です。
3つ目の三振を奪うことのできる決め球があることは、ドジャースで活躍した野茂英雄投手ならフォークボール、現在リハビリ中のテキサス・レンジャースのダルビッシュ・有投手ならスプリッター、そして現在ニューヨーク・ヤンキースで活躍中の田中将大投手もスプリッターの決め球をもっています。
これまで3つの条件を挙げてみましたが、前田健太投手で考えてみますと、
一つ目のコントロールが良いことは、今年206イニングを投げ、四死球(死球を含む)が47個でした。
これは、4.38イニングを投げて、1個の四死球となることから、丸1試合完投して、約2個の四死球を出す計算となるので、かなりコントロールが良いピッチャーとなります。
2つ目の右ピッチャーであることは、前田健太投手は右ピッチャーであることから、条件に当てはまります。
3つ目の三振の奪うことができる決め球があることは、前田健太投手の決め球はスライダーで、現役屈指とも言われています。
このように、前田健太投手には、ここ最近メジャーで活躍する選手の要件をすべて満たしていることから、よほどのケガがない限り、メジャーで活躍すると思われます。
これから先、どこの球団に移籍するのか楽しみですが、ケガなく日本と同じように活躍する元気な前田健太投手がメジャーでも見てみたいです。