西武ライオンズは、2015年のドラフト会議で、即戦力の選手を上位で指名しました。
打撃力は少しずつ上がりつつあるチーム事情から、今年のドラフトでは、ピッチャーを中心に指名いたしました。
それでは、上位指名選手、多和田真三郎選手、川越誠治選手2人のプロフィール、セールスポイント等の詳細を紹介しますね。
1位選手、多和田真三郎選手!!
1位指名されました多和田真三郎選手は、富士大学出身の右投げの投手です。
それでは、まず多和田真三郎投手のプロフィールを紹介しますね。
多和田真三郎投手は、身長182センチ、82キロのスリークォーターの右腕です。
高校は、沖縄県の中部商業高校です。
中部商業高校では、1年の秋から公式戦に出場し、3年生の夏の県大会では、決勝まで進出するが、決勝で敗退し、甲子園の出場は、無しです。
しかし、ストレートのMAXが142キロ出ていたこともあり、高校の時からプロに注目されていました。
高校卒業後、富士大学に入学しました。
富士大学では、1回生の春からリーグ戦で登板しました。
1回生の秋のリーグ戦では、3勝3敗ながら、防御率がリーグトップの0.30の結果を残し、リーグ優勝の原動力となり、MVPに輝きました。
また、明治神宮大会への代表決定戦では、全3試合に完封し、この代表決定戦でもMVPに輝きました。
明治神宮大会(全国大会)の初戦の国際武道大学戦では、21年ぶりのノーヒットノーランの快挙を達成しました。
続く、準決勝の法政大学戦では、破れはしたもののベスト4に入り、全国に多和田真三郎投手の名が知れ渡った。
その後も全国大会に3回出場したが、全て初戦敗退でした。
なお、リーグ戦では、4回生の春のリーグ戦までチームの勝ち頭となり、大学通算32勝、防御率1.08の好成績を残しました。
多和田真三郎投手のセールスポイントは、身長はさほど高くないがMAX152キロの物凄く伸びのあるストレートです。
スライダー、カーブ、シンカー、そしてフォークと沢山の変化球をもっていて、的の絞りにくいピッチャーです。
私が見た印象は、ストレートの伸びが凄いと思いました。
ストレートのMAXがいくら155キロくらいでも、伸びのないボール、初速と終速の差が大きいピッチャーと、伸びのあるボール、初速と終速の差がないボールとでは、バッターからしたら歴然の差です。
例えば、全盛期の阪神タイガースの藤川球児投手が典型的です。
全盛期の藤川球児投手のようにボールがホップするようなストレートを多和田真三郎投手が投げるので、ルーキーシーズンから二桁の勝ち星を挙げ、新人王を獲得するのではないかと思います。
2位指名、川越誠司選手!!
続いて、2位に指名された川越誠司選手は、北海学園大学出身の左投げ左打ちの外野手兼投手である。
それではまず、川越誠治選手のプロフィールを紹介しますね。
川越誠治選手は、身長175センチ80キロである。
高校は、北海高校出身である。
高校では、2年生の途中までピッチャーをしていたが、肩を痛めた為、外野手に転向した。
バッターに転向後は、パワフルな打撃でチームに貢献し、3年の春、夏連続で甲子園出場を果たしました。
春の選抜大会では、ベスト8に進出したが、夏の甲子園では、初戦で強豪の明徳義塾と戦い、一点差で初戦敗退しました。
高校卒業後は、北海大学に入学しました。
北海大学では、一回生の春のリーグ戦から4番を任され、3回生の秋のリーグ戦では、リーグ3年の打率.400の活躍を見せた。
大学では、高校の時に痛めていた肩が復調し、2回生の秋のリーグ戦からピッチャーとして公式戦にも登板したが、4回生の春のリーグ戦前に、左ヒジに違和感を感じた為、その後は登板することができなかった。
川越誠司選手のセールスポイントは、149キロのストレートを投げることができ、二刀流と言われているが、持ち前のパワフルな打撃に磨きをかけ、ヤクルトスワローズの雄平選手のように外野手として勝負してほしいです。
なぜなら、持ち味のパワフルな打撃で、なおかつ強肩なので、ピッチャーでプロでチャレンジするよりも、バッターとして勝負した方が結果を残すことができる可能性が高いからである。
高校の時には右中間の深いところにホームランを放ったこともあり、これから先、まだまだバッターとして伸びしろがあると思うので、バッターとして頑張ってほしいです。